《セゾン》カード

セゾンカード(出典:株式会社クレディセゾン)

《セゾン》カードインターナショナル アメリカン・エキスプレス・カード株式会社クレディセゾンが発行するクレジットカード「《セゾン》カード」。

クレディセゾンの前身は、戦後、3大月賦百貨店と言われた「緑屋」です。ちなみに、3大月賦百貨店とは、その他に、「丸興」(現:OMCカード)、そして、赤いカードで有名な「丸井」が挙げられます。

緑屋は、その後、流通系の「西武グループ」入りし、「西武クレジット」、「クレディセゾン」へと名称も変わりました。

丸井が自社グループ内での「ハウスカード」に特化する戦略をとったのに対し、クレディセゾンは西武グループ外でも利用可能な「ナショナルカード」への道を選択します。

《セゾン》グループのお洒落なイメージと「年会費無料」、幅広い提携戦略、「永久不滅ポイント」などの思い切ったサービスの提供により、流通系カードの雄にとどまらず、日本を代表するクレジットカード会社と発展しました。

実に大胆かつ斬新なのがクレディセゾンの特色と言えるかも知れません。

「ナショナルカード」への拡大路線は当時成否は実に不透明であり、
「年会費無料」は管理コストで首を絞めかねず、
「提携戦略」では、競合する高島屋などの小売会社とも提携、
「永久不滅ポイント」など、ポイントの有効期限の撤廃は巨額の積立金を要し収益を圧迫しかねないなど、まさに、同業他社が恐れおののく「タブー」を尽く覆してきたと言えるでしょう。

そして、今や、流通系の枠も飛び出し、銀行系の「みずほフィナンシャルグループ」のクレジットカード事業の中心的企業となっています。

1951(昭和26)年5月:(株)緑屋設立。

1976(昭和51)年3月:西武百貨店と資本提携。セゾン(旧西武流通)グループ内信販事業のオペレーション体制を確立。
1980(昭和55)年8月:社名を(株)緑屋から(株)西武クレジットに変更。

1983(昭和58)年3月:「西武カード」を名称変更した「《セゾン》カード」が誕生。
1983(昭和63)年7月:VISAおよびMasterCardとの提携により「《セゾン》カードVISA」、「《セゾン》カードMasterCard」を発行。
1989(平成元)年10月:社名を(株)西武クレジットから(株)クレディセゾンに変更。

1991(平成3)年1月:アフィニティ(提携)カード事業を開始。
1992(平成4)年4月:西友食品売場で、日本初のサインレス取引を開始。郵貯カード《セゾン》発行開始。

1995(平成7)年6月:JCBとの提携により「《セゾン》カードJCB」を発行。
1997(平成9)年10月:AMERICAN EXPRESSとの提携により「《セゾン》アメリカン・エキスプレス・カード」を発行。
1999(平成11)年9月:銀行との一体型カードを発行。

2000(平成12)年8月:会員専用サイト「Netアンサー」を開始。
2002(平成14)年1月:新ポイントプログラム「《セゾン》ドリーム」 (現「《セゾン》永久不滅ポイント」)を開始。

2003(平成15)年8月:出光興産(株)とカード事業部門における包括提携に合意。
2004(平成16)年2月:(株)りそなホールディングスと戦略的な資本・業務提携に合意。
4月:(株)髙島屋とカード事業の戦略的提携に基本合意。
8月:(株)みずほフィナンシャルグループ、(株)みずほ銀行、ユーシーカード(株)とクレジットカード事業における戦略的業務提携に基本合意。

2005(平成17)年10月:上海在住の日本人向けクレジットカード「長城SAISONクレジットカード」を発行。
住友信託銀行(株)と提携し、「《セゾン》永久不滅ポイント付き定期預金」を販売開始。

2006(平成18)年1月:ユーシーカード(株)(UC会員事業会社)と合併。
10月:オンラインショッピングモール「永久不滅.com」の運営開始。

2007(平成19)年:1月(株)みずほ銀行、ユーシーカード(株)と共同プロセシンング会社の設立について基本合意。
10月:郵貯カード《セゾン》取り扱い終了。

2007年3月末現在
総取扱高:4,299,048(百万円)
会員数:2,491(万人)

今現在、クレディセゾンは名実ともに国内有数のクレジットカード会社です。

そして、クレディセゾンとUCカードの業務統合・再編により、クレディセゾンは業界最大の「イシュア(会員)事業会社」として、UCカードは業界最強の「プロセッシング会社(加盟店事業を含む)」として、各々特化し、協業による更なる事業発展を目指しています。

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